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國津果實酒醸造所 Tsuchiya Maceration 2023
¥3,850
國津果實酒醸造所 Tsuchiya Maceration 2023 ・中子さんのコメントより ワイン 「Tsuchiya Maceration 2023」 は、 山形県東置賜郡高畠町にて土屋信一様が丹精込めて栽培された白ワイン用 ぶどうを100%使用して醸造しております。 土屋様とのご縁は、2019年7月頃に農採土様を通じて土屋様の畑にお伺いしたことがきっかけでした。 以来、 私たちの ワイナリーへ大切なぶどうを託してくださることとなりました。 畑は自然な X字仕立てで管理されており、収量を人為的に制限するのではなく、樹勢に見合ったぶどうの実りを尊重し、 樹に無理をさせることのない栽培が徹底されております。 その姿勢に、私たちも深く感銘を受けました。 なお、 土屋様は有機栽培や自然栽培というラベルには特にこだわられておらず、 一部化学農薬も使用されております。 しかしながら、長年のご経験に基づき、ぶどうの声に耳を傾けるような丁寧で誠実な栽培を続けておられます。 醸造について 醸造方法としては、除梗は行わず全房のまま、 セミマセラシオンカルボニックで発酵をスタート。 発酵の進行に合 わせてビシャージュの頻度を調整し、最終的にはできる限り介入を最小限に抑えました。 比重が1.00 を切ってからも毎日のルモンタージュは極めて穏やかに行い、合計65日間の漬け込みを経て、 その後ステンレスタンクにて6か月、 古樽にて6か月の熟成を行いました。 亜硫酸塩は瓶詰めの約3週間前に澱引き時に 20mg/Lを添加し、その後の瓶詰めとなります。 瓶詰め直前の添加では味わいが締まりすぎてしまう傾向がありましたため、今回はあえて3週間前の添加といたしました。 味わいについて アプリコットやキャラメル、蜂蜜、オーク由来のニュアンスを感じさせる香り。口に含むと、芯を感じるものの穏やかな酸に、ほんのりオレンジ色の果実味と古樽由来のやわらかなオークの風味が重なります。 複雑さがあり、温度帯によっても表情を変えます。 ぜひゆっくりと時間をかけてお楽しみいただけましたら幸いです。 アルコール度数: 11.2% 内容量 750ml 生産本数 275本 価格¥3850(税込み)¥3500(税抜き)
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國津果實酒醸造所 菅野紫檀 2024
¥3,520
國津果實酒醸造所 菅野紫檀 2024 ・中子さんのコメントより ワインについて 本ワインは「菅野さんの紫檀シリーズ」の第3弾にあたります(今後はロゼシリーズのラベルデザインを踏襲しております)。 今回も、甘みと酸味のバランスに優れた素晴らしい葡萄をいただきました。 畑の持つポテンシャルの高さ、病気のない健やかな果実、そして酢酸の気配もない、清らかで真っ直ぐな葡萄に深い感銘を受けました。 収穫は2024年10月上旬。糖度は18度、pHは3.56と良好な状態でした。味わいは、しっかりとした甘みの中に、東北特有の清々しい酸味があり、食後にはさくらんぼのようなチャーミングな余韻が残る、大変魅力的な葡萄でした。MBA品種の中でも、特にバランスに優れた個体であったと思います。 「紫檀」のテーマは“チャーミング”。 発酵はできるだけ速やかに進行させ、抽出しすぎないように注意を払いました。 果実味を大切にした、すっと飲みやすい仕上がりを目指しています。 圧搾は、比重が1.00を切った直後、わずかに甘みが残る段階で実施。 醸造期間は14日間のセミ・マセラシオン・カルボニック(半分除梗、半分全房)で行いました。 圧搾後は、常温下にてしっかりと二次発酵を経て、味わいが落ち着いた2月中旬、「花の日(種まきカレンダー)」に瓶詰をいたしました。 亜硫酸塩は瓶詰の1週間前に20㎎/l 添加しています。 味わい 品種本来のイチゴジャムやラズベリー、キイチゴといった赤い果実の香りが、決して強すぎず、控えめながらも絶妙なバランスで広がります。味わいも、可愛らしさを感じる酸味と、すいすいと飲み進められる口当たりが特徴です。 特に和食、焼き魚、ローストビーフなどのお料理と合わせていただくことで、より一層魅力を引き出してくれるワインに仕上がっております。ぜひ、お食事とともにお楽しみくださいませ。 ワイン詳細 詳細情報: 栽培者 : 菅野忠司氏品種 : 非公開 アルコール度数 : 10.9% 酸化防止剤 : 亜硫酸塩(20mg/l) 瓶詰日 : 2024年2月26日 醸造方法 : セミ・マセラシオン・カルボニック 販売容量 : 750ml(1044本製造) 価格¥3520(税込み)¥3200(税抜き)
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國津果實酒醸造所 菅野紅 2022 “desunudo”
¥3,520
國津果實酒醸造所 菅野紅 2022 ”desunudo” ・中子さんのコメントより ワインについて(紅シリーズ2022について) こちらのワインは、「紅(くれない)」シリーズの最新作となります。 尚、20年21年ヴィンテージもリリース予定ですが、もう少し樽熟成をさせたい為、今回は2022年のリリースとなります。 このシリーズはなかなか安定せず、なんとか、このぶどうの良さを活かしたいと、試行錯誤を重ねてきました。 「菅野様の素晴らしい葡萄に対して、自分の醸造がその魅力を引き出せていないのではないか…」 という葛藤を常に抱きながら向き合ってきたシリーズでもあり、そのぶん、実はとても思い入れのあるワインでもあります。 2022年ヴィンテージの醸造について 今回の2022年ヴィンテージでは、これまでの考え方に一度区切りをつけ、新たなアプローチで醸造に取り組みました。 というのも、この年から他ワイナリーで豊富な経験を積んだスタッフ・谷山が加わり、その知見を大いに参考にさせていただいたことが大きな転機となりました(谷山は弊社で現在も在職ですが、夏には愛知県にて独立予定であります。本当に感謝しかありません)。 除梗の方法や澱引きのタイミングを思い切って見直し、さらに栗東ワイナリー時代に手掛けたNPLシリーズの醸造メモを再読し、一から学び直すような気持ちで臨みました。 菅野様から届いた葡萄は、病気一つない健やかな状態で、穏やかな酸を持ち、ラズベリーのほんの少しブルーベリーのような果実味が印象的な仕上がりでした。糖度は18.2度、PH3.66でした。 醸造プロセス 醸造は全除梗を行い、セミ・マセラシオン・カルボニックで仕込みましたが、介入のタイミングを従来から大きく変更しました。 14度のセラーで発酵の自然な立ち上がりを待ったのち、常温管理に切り替えました。 前半はある程度テンポよく進め、後半は時間をかけてゆっくりと進行するよう心がけ、抽出期間も長めに設定しています。 通常であれば一次発酵終了後に澱引きを行い、そのまま二次発酵~熟成に移るのが一般的ですが、今回は二次発酵完了後に改めて丁寧に澱引きを行いました。 その後、ステンレスタンクにて24か月間の熟成を施しています。 本来であれば1年間のステンレスタンク熟成の後、樽熟成で1年~満足するまでと移行するのが理想とされる流れですが、今回はこのワインが持つ“ピュアな味わい”にこだわり、悩みに悩んだ末に樽熟成は行わず、ステンレスタンクのみで仕上げることといたしました。 あえて“desnudo=裸体”という表現を用い、何も纏わない姿でお届けすることにいたしました 。 味わい 香りは、いちごジャムやブルーベリーを思わせる果実のニュアンスが中心にありながら、ほんのりとハーブのような爽やかさが重なり、奥行きのある印象を与えます。口に含むと、果実味は非常に豊かで、酸味とのバランスも穏やか。 過度な主張はなく、むしろ柔らかく、丸みのある飲み心地が全体をやさしく包み込みます ワイン詳細 詳細情報: 栽培者 : 菅野忠司氏品種 : 非公開 アルコール度数 : 10.7% 酸化防止剤 : 亜硫酸塩(20mg/l) 瓶詰日 : 2024年3月7日 醸造方法 : セミ・マセラシオン・カルボニック 販売容量 : 750ml(1400本製造) 価格¥3520(税込み)¥3200(税抜き)
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